三宝帰依は、ほとんどの仏教団体では唱えますが、立正佼成会でもご供養の最初に読みます。
自ら仏に帰依したてまつる。
まさに願わくは衆生とともに、
大道を体解して、無上意を発さん。
自ら法に帰依したてまつる。
まさに願わくは衆生とともに、
深く経蔵に入りて、智慧海のごとくならく。
自ら僧に帰依したてまつる。
まさに願わくは衆生とともに、
大衆を統理して、一切無碍ならん。
仏は仏様、法とは教え、僧とは教えを行ずる人達のことで
それに帰依するのを表白します。
帰依とは、帰命と言い、全身全霊をあげて信頼し、心の依り所にし、すべてをお任せをすることです。
ですから、純粋な信仰の心を持って、これからご供養をしますというわけです。
「まさに願わくは衆生とともに、」が3つともついています。
これは、常に信仰者は、自分だけが救われるのを考えるのではなく
皆が救われることを考えるためにあります。