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頭脳の発達曲線から見る幼児教育


最近の医学の進歩、特に脳生理学分野の発展には目覚ましいものがあります。脳神経の発達をスキャンニングすることで、年齢ごとに頭脳の発達曲線を見ることができるようになっています。ここでは、脳生理学に基づく年齢による頭脳の発達曲線について説明をしていきます。

まず、スキャン結果によって各年齢段階の脳神経の神経回路の形成がどのように発達して行くのかが、はっきりと分かるようになりました。この神経系回路は、一度形成されるとそう簡単には、消えることがないのです。例えば、自転車に乗れるというようなことは、一度乗れるようになれば、よほどのブランクが開かない限り、途中で乗れなくなるということはありませんよね。

そして、頭脳の発達曲線から見て取れることとして、神経系統そのものの完成は、おおむね5歳で80%は完成します。その後成長をして、12歳で完成をみます。頭脳の発達曲線で分かる特徴的な点はより低年齢の時代に成長が急速であるという点です。

また、年齢毎に、成長に適した課題というものが存在します。年齢に適合した課題が最も脳の発達には有効であるということが分かります。頭脳の発達曲線から見て取れる幼児教育期に相当する時代の発達の特徴を確認してみましょう。

まず、幼児教育の期間となる5歳以下の年齢期は、体をコントロールするための脳神経回路の形成が急速に行われます。そして、強い好奇心と、基本的に高い集中力を発揮します。脳がありとあらゆる刺激を求め神経回路の形成を行おうとする時代なのです。

つまり、この5歳以下の年齢期にその発達段階に合わせ、子どもが興味を持つことのできる課題を与えることで、大きな成長が期待できるということが分かるのです。このような点からも、この時期にどのような脳への刺激を与え、脳神経回路の形成がなされたかにより、その後の脳の性能が決定するといってもいいでしょう。頭脳の発達曲線からは、このような事実が見て取れるのです。

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